CotEditor 4.2.0
リリース:
このバージョンは、ユーザによる移行処理が必要な仕様変更を含んでいます。詳細はCotEditor 4.2での重要な変更を参照してください。
新機能
- 複数種類の改行コードが混在する書類を扱う機能を追加
- 書類を開いたときや再読み込みしたときに混在する改行コードを警告
- 混在する改行コードを「警告」ペインにリスト表示
- NEL(New Line)、LS(Line Separator)、PS(Paragraph Separator)などのマイナーな改行コードを改行コードの選択肢に追加(Optionを押しながら「改行コード」メニューを開いときと書類の改行コードがこれらのいずれかのときのみ表示されます)
- 改行コードの補正などの一切の改変を行わなわずクリップボード内容をそのままペーストする隠しコマンド「正確にペースト」(Command+Option+V)を追加
- プリントダイアログに選択した部分のテキストのみがプリントできる「選択部分」オプションを追加
- Unicodeのコードポイント入力に履歴を追加
- Handoffに対応
- テーマや複数置換などの設定ファイルを環境設定からFinderに設定名をドロップで書き出し
- ユニバーサルコントロールを通じて環境設定の設定名を別のCotEditorの設定リスト欄にドロップすることで異なるマシン間のCotEditorの設定を移行
改良
- 書類アイコンを更新
- 書類の改行コード検出をより賢く
- 複数行のスニペットを挿入したときは挿入するテキストを挿入位置のインデントに揃える
- 大きい書類でのみテキストのnon-contiguousレイアウトを有効にするよう変更し通常サイズの書類におけるスクロールを改善
- シンタックス解析を高速化
- 混在する改行コードと場所を共有するために「非互換文字」ペインの名称を「警告」ペインに変更
- 文章の方向が右から左のときは縦スクローラを左側に表示
- 文章の方向が右から左の書類をプリントするときは行番号を右側にプリント
- プリント時の行番号表示位置を調整
- 最後のセッションから書類を復帰するときに書類のテキストエンコーディングで非互換な文字も復帰
- 非互換文字リストで空白文字が非互換のときに空欄でなくその制御文字のコードポイントを表示
- HTMLシンタックススタイルを更新して
hr
要素をアウトラインで区切り線として表示
- フォント設定コントロールにステッパーを追加
- 前回のセッションでユーザが明示的にエンコーディングを変更したときは、そのエンコーディングに復帰するように
- シンタックススタイル定義の標準の拡張子を.yamlから.ymlに変更
- アウトラインのテンプレートとして
$LN
を入れると行番号を挿入できる機能の廃止
- CoffeeScriptとTclのオリジナル書類アイコンを廃止
- テキスト類を推敲しよりMacらしい表現に
- ヘルプを更新
- 安定性を向上
- trivial: スクリプトの拡張子が大文字でもCotEditorスクリプトとして認識されるように変更
- trivial: 「正規表現の基本文法」リファレンスの改行のメタ文字を
\n
から\R
に変更
- trivial: Anuraテーマを調整
- trivial: macOS 12のsecure state restorationを有効化
- 開発: Yamsを5.0.0から5.0.1に更新
修正
- アプリケーション起動後に加えられたシンタックススタイルの変更がファイル関連付けに反映されていなかった不具合を修正
- trivial: スクリプトメニューが空のときもコンテキストメニューにスクリプトサブメニューが現れていた不具合を修正
以前のリリースノート