CotEditor 2.2.0-rc.3 の変更点
リリース:
修正
- rc non-AppStore ver: El Capitan 上でアップデートチェックに失敗する不具合を修正
CotEditor 2.2.0-rc.2 の変更点
リリース:
新機能
- 新しいテーマ “Anura” と “Note” を追加
機能改善/仕様変更
- Mac App Store ガイドラインに沿うため、
cot
コマンドラインツールの同梱の廃止- CotEditor 2.2.0 およびそれ以降で
cot
コマンドを使うためには、新しいコマンドラインツールを http://coteditor.com/cot からダウンロードして、手動でインストールを行ってください。過去のコマンドラインツールは CotEditor 2.2.0 に対応していません。
- CotEditor 2.2.0 およびそれ以降で
- 環境設定内のテーマとシンタックススタイルリストのコンテキストメニューを改良
- “Swift” シンタックススタイルの更新
- Swift 2.0 で追加された語句の追加
<
>
のハイライトが有効な時にも 対応していない>
が入力された時にビープ音が鳴るのを抑止- 保存エラーダイアログがより詳細なエラー理由を表示するよう改良
- シンタックススタイル編集シートのレイアウトを調整
- サンプルスクリプトを削除
- 今後はオンラインの アーカイブ ページで入手することができます。
- ドキュメントの更新
- beta: サイドパネルのタブボタンを改良
修正
- プリントプレビューでテーマカラーが反映されなかったことがあった不具合を修正
- サロゲートペアの部分を入力した時にアプリケーションがクラッシュした不具合を修正
- サロゲートペアの不可視文字が描画されないことがあった不具合を修正
- ウインドウ復帰時にツールバーの縦書きボタンが実際の状態を反映していなかった不具合を修正
- ヘルプのレイアウトを修正
- rc: Yosemite およびそれ以前で、表ヘッダの周りに不要なスペースが付加されていることがあった不具合を修正
- rc: 折り返し行のインデントのインデント幅計算が誤っていることがあった不具合を修正
- beta: 移行するデータがないのに初起動時に CotEditor 1.x 系からの移行処理ウインドウが表示された不具合を修正
- beta: ウインドウ復帰時にアプリケーションがクラッシュする可能性があった不具合を修正
- beta non-AppStore ver: OS X Mountan Lion と Mavericks で、「一般」ペインのアップデータの設定項目が非表示になっていた不具合を修正
CotEditor 2.2.0-rc の変更点
リリース:
新機能
- 折り返し行のインデント
- 環境設定の編集ペインで振る舞いを設定できます
- 新しい Unicode 正規化形式「NFKC Casefold」をユーティリティメニューの 「Unicode 正規化」に追加 (doraTeX さんに感謝!)
- AppleScript 辞書にもこの NFKC Casefold は追加されれています。
- ドイツ語ローカライズを追加
機能改善/仕様変更
- サンドボックス化にともない、cot コマンドラインツールのバンドル場所を
CotEditor.app/Contents/MacOS/
からCotEditor.app/Contents/SharedSupport/bin/
に変更。- cot コマンドをすでにインストールしているユーザは、手動で再インストールを行う必要があります。ターミナルから以下のコマンドを実行することで、cot コマンドを再インストールすることができます。
unlink /usr/local/bin/cot; ln -s /Applications/CotEditor.app/Contents/SharedSupport/bin/cot /usr/local/bin/cot
CotEditor/cot をインストールしている場所に合わせて、再インストールコマンドのパスは適宜変更してください。
- cot コマンドをすでにインストールしているユーザは、手動で再インストールを行う必要があります。ターミナルから以下のコマンドを実行することで、cot コマンドを再インストールすることができます。
- カラーコードエディタの改良:
- スタイルシートのキーワードをカラーコードタイプに追加
- スタイルシートのキーワードのカラーリストをエディタパネルに追加
- パネルをリサイズ可能に
- ファイルオープン時、適切なシンタックススタイルが見つからなかったけどファイル内容が XML 宣言から始まっていた場合、自動的に “XML” がシンタックススタイルに設定されるように改良
- 入力補完候補リストの設定インターフェイスの刷新(以前の設定はリセットされます)
- El Capitan のスワイプして削除を環境設定上のいくつかの表/リストで対応
- 表記の調整
- 環境設定内のテーマリストのコンテクストメニューを改良
- 検索時のハイライト色の調整
- ドキュメントの更新
- ビルド環境を El Capitan + Xcode 7 (SDK 10.11) に変更
- 非 AppStore 版のみ: Sparkle framework を 1.11.0 に更新
- beta 非 AppStore 版のみ: デフォルトではプレリリース版をチェックしないように変更
- なお、プレリリース版使用中は、設定に関わらず新しいプレリリース版が対象に含まれようになります。
修正
- 連携ペインでのコマンドラインツールのインストールが稀にできないことがあった不具合を修正
- シンタックス編集シートで、空の表のヘッダをクリックするとアプリケーションがクラッシュした不具合を修正
- 複数の分割エディタを閉じた後にアプリケーションがクラッシュすることがあった不具合を修正
- 連携ペインの警告が、問題解決後も消えなかった不具合を修正
- 不可視文字の表示で「タブ」がオフで「その他の不可視文字」がオンのとき、不要な不可視文字マークが表示されていた不具合を修正
- 日本語のローカライズが一部抜けていた不具合を修正
- El Capitan: カラーコードパネル内のカラーコードビューが El Capitan で非表示になっていた不具合を修正
- beta: スクリプトやツールから挿入された文字列のスタイルが誤っていた不具合を修正
- beta:書類セーブパネルでシンタックスに合わせた拡張子が追加されなかった不具合を修正
- beta: 不具合レポートテンプレートのカラーリングがされなかった不具合を修正
CotEditor 2.2β の変更点
リリース:
新機能
- サンドボックス化
- 外部プロセスによる書類更新時の挙動を変更できる設定項目を追加(環境設定の一般ペイン)
- ツールバーに共有ボタンを追加(使用するためにはツールバーをカスタマイズしてください)
- 縦書きの状態をファイル自身に保存し、ファイルオープン時にそれを復帰
- 上級ユーザ向け: この機能は、エディタが縦書きのときに のみ ファイルの extended atribute に
com.coteditor.VerticalText
というキー名のメタデータを埋め込みます。ターミナルからdefaults write com.coteditor.CotEditor savesTextOrientation -bool NO
を実行することで、CotEditor のこの機能自体を無効にすることもできます。
- 上級ユーザ向け: この機能は、エディタが縦書きのときに のみ ファイルの extended atribute に
- 縦書き時の行番号表示
- 縦書き印刷
- インタープリタ名リストをシンタックス定義に追加し、ファイル名からシンタックス名が推定できないときにファイル内のシェバンからもシンタックスを決定できるように
- これにともない、いくつかのバンドルされているシンタックス定義を更新
- 文字エンコーディングの自動認識で参照するエンコーディング宣言に
encoding:
とcoding:
を追加 (解釈はcharset=
>encoding=
>@charset
>encoding:
>coding:
の順で行われます)
機能改善/仕様変更
- [非 AppStore 版のみ] 自動更新機能の廃止
- CotEditor の自動更新に使われている Sparkle というフレームワークがまだサンドボックスに対応していないため、CotEditor 内での自動更新機能は一旦廃止されました。今後は:(以前と同様に)新しいバージョンがリリースされたときは通知ウインドウが表示されるので、その後サイトから新しいバージョンをダウンロードして手動でアップデートを行ってください。もしくは、 CotEditor 2.2.0 安定版がリリースした際に Mac App Store 版に切り替えてください。
- サンドボックス化にともない、ユーザにパーミッションがないファイルでもオープン/上書きができる機能 (authopen) を廃止
- サイドインスペクタのユーザインターフェイスを改善
- シンタックスハイライトの改善:
- シンタックスハイライトの処理時間を短縮(約1.8倍)
- ファイルオープン時のシンタックスハイライト処理時間を最適化
- 編集中のシンタックス解析精度を向上
- 編集中にフォーカスのない分割ビューのカラーリングも更新
- サンドボックス化にともない、スクリプトフォルダの場所を
~/Library/Application Support/CotEditor/ScriptMenu/
から~/Library/Application Scripts/com.coteditor.CotEditor/
に変更- ユーザはすでにあるスクリプトを手動で移動する必要があります。
- 印刷機能の改善:
- ヘッダ/フッタのレイアウトをシステム標準のものに揃えた
- ページ設定項目を印刷パネルに追加
- 印刷設定のプリセットに CotEditor 独自の設定も保存されるように
- 書類復帰時の文字エンコーディングの扱いを改善
- CotEditor のスクリプト定義に アクセスグループ (access-group)
com.coteditor.CotEditor.edit
を追加 - ウインドウ復帰に関する改善:
- スクロール位置とカーソル位置も復帰の対象に
- 未保存書類のシンタックススタイルも復帰可能に
- cot コマンドラインツールを全面書き直し:
- より早い起動
- OS X 10.11 El Capitan 対応の強化
- ソースコードのライセンスを GNU General Public License version 2 から Apache Lisence version 2.0 に変更
- [非 AppStore 版のみ] プレリリース版を更新対象に含めるオプションを追加
修正
- 書類ファイルが移動されたときに書類情報のフルパス表示が更新されなかった不具合を修正
- 検索文字列に CR および CR/LF の改行コードが含まれるとき検索ができなかった不具合を修正
- OS X 10.8 で、スクロールバーを常に表示する設定にしているときに行番号表示が乱れることがあった不具合を修正
- 行高を固定しているとき、リガチャ文字が誤った場所に描画されることがあった不具合を修正
- 全般的な安定性を向上
その他
- Dash API ドキュメントブラウザとの連携のための CotEditor スクリプトがリリースされました: Dash CotEditor Plugin/GitHub.